池邦日和

「某現場の吊棚の話」

2016/09/18(日) 未分類
こんにちは、加藤です。
今日、某マンション新築工事現場の
工事用モデルルーム分の洋室の吊り棚の取付をしました。
計画した図面通りに取付できるか心配で、何回も幅とか水平精度とかを
チェックしたので大丈夫と思うのですが、やはり物が付いてみないと
予期せぬことがあるかもしれないので心配なので今日は何回も
取付しているところを確認しに行きました。
2階の1件目OK、2件目OK、3件目OK、4件目OKです。
ほっ・・・大丈夫でした。
次は3階です。それも大丈夫でした。
2階だけ確認したら3階から上なんて一緒と思われると思いますが、
それが、上の階になる毎に柱も小さくなり、梁は幅も高さも小さくなるので
普通の人が見ると一緒なんですが、実際は棚の長さも、高さも違うのです。
だから心配なんです。
だったら測ってから作ればいいやんと思われますが、そんなことをしてると
間に合わないのです。だって測れるようになった次の日に
取り付けないといけないのですから。
たかが、鉄筋コンクリート造12階建の建物の一部の棚なので間違っても
たいしたことないやん。それが棚1ヶ所だったらたいしたことではないのですが
間違うと全戸数分間違うので、
金額及び件数は例えばですけど、今回みたいな棚が5万円だったとします。
それが50件あったとします。ミスしてパーになると
5万円×50件=250万円の会社へ損害を与えたことになります。
それが、1万円でも50万円の損害です。
その失敗した商品がキッチンとかの高額な商品だったら、うん十万円×件数なので
多分50件ぐらいあったら、何千万円の金額になるのです。
あー、怖わ!
でも、お金だけですんだらまだましです。工事が間に合わなくなるかもしれません、
もしくは、コンプライアンス違反で建物をつぶさないといけなくなるかもしれないのです。
そう考えると、棚のほうがましですよね・・・・
まあ、3階までは無事付いたのでよかったです。



☆☆☆ 大阪で高気密高断熱の「FPの家」
パナソニック耐震住宅工法「テクノストラクチャー」で家を建てるなら
㈱池田邦工務店 ☆☆☆
建築チームの加藤でした。

記事一覧|2016年9月

ページトップへ