池邦日和

心に残った記事 (幸 vol.31)

2009/04/15(水) 未分類
机の引き出しを整理していたら、古い新聞のスクラップがでてきたので
片付けの手をとめ、読みいってしまいました
特に印象に残った一つを紹介します(2000年10/31読売新聞掲載より)


             生活中心住まいアレンジ

 皆さんは今、どんな間取りの家にすんでいますか。

 2階建てであれば、1階は居間、ダイニング、キッチン、浴室、洗面室、トイレ、和室が
あり、2階には主寝室と子ども室があるでしょうか。
 マンションならば、玄関から真っすぐの廊下があり、左右にLDK、個室、浴室、洗面室、
トイレでしょうか。
 だいたいそんな感じか多くて、「一戸建ての寝室は2階ですよ」と言うふうに、どこか決まって
いるみたいですね。往々にして、私たちは生活を、住まいに合わせられて来たのです。

 一度、自分たち家族の生活に、住まいを合わせませんか。

そのために「間取り図」ではなく、「生活づくり図」を描いてみましょう。
どんな暮らしをしたいかを最優先に考えるのです。

 例えば、それぞれ自分のやりたい事をしながらでも同じ空間で家族を感じたいとか、
妻が留守をしていても夫が食事作りを楽しめるようにとか、子どもや孫とかかわりやすくとか、
元気で自立した生活を応援してくれる空間と設備を考えようとか・・・

 生活をよく考えた住まいは、心を豊かにし、人生を楽しくさせてくれます。
 反対に、住みにくい、使いにくい住まいは、毎日いらいらとし、心も沈むものです。

 「住まいによって人は作られる」と意識することは余りないかもしれませんが、
住まいによって変わることは一杯あるのです。

 これは家を建てる時だけの話ではありません。実際には、家具を移動したり
建具を外したり、寝る場所を変えてみるだけでも、うれしい生活が見つかるかも知れません。

自分たちの気ままな「生活づくり図」を考えてみませんか。 (住まいの研究室主宰・井上まるみ)

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