設計の美学

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ルーツをたどる  

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「こんな家が、あるんだ。」

それは狭小地に建つ、斬新で衝撃的な都市型住宅。父が建てた家しか知らない子供の目を大きく見開かせた東孝光さんの『塔の家』。外観も、内観も、とても変わった家でした。建築デザインの魅力へ一気に導かれた、遠くなつかしい夏の日の思い出です。

家の前の工場には無数の材木。ふわふわ舞うおが屑。そして腕一本が自慢の大工たち。身近にあったこの環境が、私のルーツです。大工になりたいとは思いませんでした。家に戻ることは考えもしませんでした。そして、父から戻って来いの言葉もなく。それでも、静かに背中で語り続けた親の影響はとても大きくて、偉大で。気づけば池田邦の家づくりを営業・設計・現場監督を同時にこなし続けることにより学ぶ、継承の日々の中にいました。

ルーツをたどる

設計の美学 (有)アイケイ 代表 一級建築士 池田博徳  

そして、運命の家づくりとの出会い。

きっかけは自分自身のマイホームでした。グラスウールという素材に対する大きな疑問。断熱材がとても、とても大切だという気づき。このタイミングで、すべてが目に見えない大きな力で引き寄せられた、縁を感じます。

外の温度に左右されない、家を。
吹き抜けが設けられる、家を。
玄関から階段が見える、家を。
間取りに自由度がある、家を。
健康でいられる、家を。
気休めでない、家を。

いい設計とは、「奇想天外」なだけではなく、ただ「お客様の言うとおり」でもなく。お客様を理解して、「お客様」を描くことです。そう、5年、10年経っても尚、住みよさを喜んでいただける家づくりのお手伝いをすること。それが、私たちが考えるいい設計です。

「生まれてきた子供を見て、改めてあの家に人生を変えていただいたことを感じております。」私たちの宝物であり、心の支えである、お客様からいただいたお言葉です。

設計の美学。

それは「お客様に喜んでもらって、なんぼ」に尽きるのです。

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