お金の話

池田邦工務店のブレーンであり、FPの家にお住まいでもある、ファイナンシャルプランナー玉田氏に、家を建てる前に知っておきたい「お金の話」を伺いました。

 

Q.予め夫婦で相談し、決めておかなければならないことはありますか?
A.将来どんな生活を送りたいか、を確認し合う。

ライフプランを作成する際に、夫婦で相談しておいて欲しい事は、「将来どんな生活を送りたいか」しっかりと話し合っておいて欲しいです。子どもの教育、子どもの結婚、住宅、旅行、耐久消費財、老後の生活など、「将来のイベントについてどうのようにしたいのか」を考えておいて頂きたいのと同時に、「なぜそう考えるのか」を夫婦で話し合っておいて欲しいです。

例えば、住宅の項目ならば、「いくらの予算か?」と同時に「どうして家がほしいのか?」「分譲マンションではなく、どうして一戸建てなのか?」さらには「どうしてFPの家なのか?」というところまで話し合っておいて頂ければ満点です。

家族が生活する中で、中心となる「価値観」は何なのか?です。価値観と言うと堅苦しいかしれませんので、一例を挙げると「自由、幸福、愛情、健康、家族、社会貢献、楽しむこと、情熱、など」です。人によっては「家は雨風が凌げればいいのでお金を掛けず自由に生活したい」という人もいたり、「住宅は家族の憩いの場であり、健康を考えて家を決めたい」という人もいます。夫婦の人生の指針となるものは何か?です。こういうと分らないという人もいらっしゃいます。しかしご安心ください、私が行うライフプランは、この価値観の引き出しを行いますので、ライフプラン終了後に夫婦それぞれの考えが改めて確認することが可能です。単なるキャッシュフロー表の作成だけならば、今どき、どこの金融機関でもホームページから作成可能です。数字に表れてこないものが確認出来るのが、私のライフプランです。

 

将来どんな生活を送りたいか、を確認し合う

 

Q.マイホームの資金計画において、大切なポイントを教えてください。
A.安易な予算立ては、絶対しないで下さい。

予算については、まず今の家賃と住宅ローンを比較して決めることはしないでください。「家賃と同じ程度の住宅ローンの返済額なら借入可能額は、○○○○万円で、自己資金は○○○万円なので、合計○○○○万円が、我家の予算」なんていうのは最悪です。あるいは、「会社の先輩が、○○○○万円の家を購入した、だから我家も同じくらい」なんていう決め方もダメです。家族ごとの適正な予算があります。

次に、自己資金をいくら投入して、幾らの住宅ローンを組めばいいのか?勿論、少しでも多くの自己資金を投入して、住宅ローンは少ない方が損得勘定だけならその方がいいでしょう。ただ、それだけで決めない方がいいです。これも家族ごとの適正な住宅ローンの金額があります。

 

Q.ファイナンシャルプランナーに相談することのメリットを教えてください。
A.夫婦の価値観を確認しあえることです。

ファイナンシャルプランナーは「家計の健康ぐあい」を診断し「ゆとりある生活」への処方箋をつくる「お金に関するホームドクター」です。例えば、「ライフプラン&リタイアメントプラン」「金融資産運用プラン」「不動産プラン」「タックスプラン」「相続事業承継プラン」「保険プラン」などの特効薬を処方します。

住宅購入時に限定すると、適正な購入時期の設定、適正な予算の決定、適正な住宅ローンの金額、夫婦にとって最適な住宅ローンの選択、繰上げ返済のタイミング、現状の家計簿診断、住宅購入後の家計簿アドバイスなどでしょうか。

重ねて言いますが、キャッシュフローだけならインターネットを使えば10分程度で作成できます。大切なことは、夫婦の価値観を相互に確認して、家族が幸せに生活することです。この価値観を確認できることが一番のメリットです。

 

ファイナンシャルプランナー

 

Q.最後に、FP工法の家に住まれて一番感動したことを教えてください。
A.何よりも、家族の健康です。

たくさんありますが、一番ということなので…。
引越しして3ヶ月程度で、妻のアトピーが治ったことです。
私の価値観は、「家族」の「健康」なんです。

ファイナンシャルプランナー 玉田氏

 

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