池邦日和

反転図の話

2016/06/01(水) 未分類
こんにちは、加藤です。
某マンション新築工事の現場作業も順調に進み、
躯体工事は6階になりました。
ですので、もう下の階から造作大工さんの作業をする為の
造作図という施工図が出来あがりました。
この現場もマンションですので、間取りが反転しているタイプがあります。
設計図では、大体は基本となるタイプの平面図があり、
反転しているタイプの場合は、「〇〇タイプの反転」と
文言が記載されているだけで反転タイプの図示はないのが通常です。
上の写真が設計図で、下の写真がタイプ別に反転も書いた施工図です。
横着して書かない時に限ってみんな間違うのです。
それを覚悟して書かないか、時間はかかるけど書いてあげるか悩むのです。
そら時間があれば書いてあげるにこしたことはありません。
だって、だれか必ずと言っていいほど間違うのですから。
間違うやつが悪いと言ってしまえばそれですみますが、
間違われたら自分も困るし、お金も時間もかかります。
それに、間違えやすいのを解っていて反転した図面を描いてあげないのは
落とし穴を作って落とすようなものです。
現実には弁償になりますので間接的に首を絞めてるのと同じなんです。
なぜ間違うのかというと、反転といっても、
算数のように全てのものが左右対称にならないのです。
どうしてかと言うと、まず扉の開く方向は左右逆になります。
壁も左右逆になります。
住設機器のキッチンのシンクの位置は左右逆になります。
洗面化粧台の鏡の部分は3面鏡タイプとかの場合は左右逆の商品が、
まずないので逆になりません。
ウォシュレットのスイッチがリモコンではなく便座についてる商品の場合も
左右逆の商品がないので逆になりません。
逆になる部分と、ならない部分があるから間違うのです。
例でいうと水道の配管位置がお湯と水の配管が逆に間違えたり、
扉の枠の左右の勝手を取付間違えたりして
気づいた時には仕上がっていたなんて事があるのです。
それが、戸数の多い場合はなおさらリスクが大きくなるので、
監督さんの何日かの労力で、そういった間違いがなくなるし、
反転やから間違えやすいので気を付けて仕事をするようにと
いわなくてすみますので、書いてない監督さんは書いてあげて下さいね。


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建築チームの加藤でした。

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