池邦日和

某マンション新築工事監督の独り言 その4

2016/04/15(金) 未分類
こんにちは、加藤です。

某マンションの次の2階のコンクリートを打設したら、
タワークレーンの高さを上げないといけません。
その作業をクレーンのクライミング作業と言います。
その作業をするには、建物本体とクレーンの柱をつなぐ為の
前準備をしないといけません。
そのことを壁つなぎといいます。
その準備として、建物のコンクリートを打設する前にアンカーボルトを取付けました。
それもただ単にどこに埋めてもいいのではなく、
計画をして構造計算をしてアンカーボルトの太さ、位置、高さが計画通りに
埋め込みできるかの確認をしないといけません。
あくまでも図面上の計画なので実際は、足場を貫通しないといけませんので
その計画した位置で足場に当たらないかとか、それが壁つなぎが障害になって
足場があっても人が通れないとかの確認作業をします。
今回は計画通りいけました。ほっとしました。
人によれば、その道のプロやねんから計画通りになれへんのは
おかしいと思うかたもおられるかとおもいますが、
全てが計画通りにいけたら現場監督は必要ないようになります。
料理でもプロが味付けしたらいつも同じ味になるかといえばならないと思います。
だって出す前に味見してますやん。
散髪屋さんでも髪の毛を切った後に最後にもう一回はさみで切りますやん。
何でも微調整が必要なのだと思います。
ただ、いつも計画通りにいけへんからといって、何にも考えんと行き当たりばったりでするのは
経験不足か、ただのアホですわ。
まあ、今回は計画通りにいけたのでほっとしました。
今回の場合、計画通りにいけなかったらどうするのかというと
また最初から取付できる位置をこちらから指示して構造計算からやり直してもらって
安全かどうかの確認をしてもらってからアンカーボルトを埋め込んで、
壁つなぎの材料の強さの確認をして、材料を手配し直して
それは、それは大変な作業になります。
もし材料を購入していれば返品できないので、またお金を払って
買うことになり、会社からは怒られるし、そら大変ですよ。
それ以上は言いませんが、わかりますよね・・・
追伸、すごい大阪弁ですみません。

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建築チームの加藤でした。

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