池邦日和

鉄筋の話

2016/03/07(月) 未分類
こんにちは、加藤です。

今日は、現場監督としては専門的な知識でもあり、
一般の人にしては雑学みたいな話をします。
たまたま某マンションの新築工事で使用する鉄筋で話をするだけで
この後の話は、JIS規格(日本工業規格)で定められた全国共通の話です。
この写真を一般の方が観ても、ただの鉄筋としか見えませんが、
鉄筋には強さの区分があります。
それを現場で見分ける方法があります。
それは、写真の32と浮き出ている数字が32ミリという太さの鉄筋です。
このメーカーは解りやすく32と書かれていますが、メーカーによっては
太さは書かれてない場合があるので測る事で太さは解ります。
その計り方にもコツがあります。
それは太さには公称直径と最大直径とがあり、公称直径が32ミリですので
鉄筋の節の一番太い所を測ると35,6ミリあります。
次に強さの区分の見分け方は、その32の上のNのマークのその上に
丸い点が鉄筋の節と節の間に2個あります。
これが鉄筋そのものをみて強さの区分がわかるようになっています。
この点がなければSD295という強さの区分で、点が1個あればSD345で、
2個あればSD395という強さの区分になります。
手前のSDは異形棒鋼(竹の節みたいになっている鉄筋)で後の
数字が強さの区分です。
この数字は鉄筋を引っ張った時の降伏点がこの数字以上あるかというものです。
降伏点とは、専門的で説明下手なので説明は控えます。
その数字が、大きいほど強い鉄筋という事です。
今までは、これぐらいの規格が一般的でしたが技術の進歩で
最近は降伏点78.5N/㎟というような高強度鉄筋等も使われるようになりました。
一般の住宅では、ほとんどがSD295Aで、まれにSD345までですけど。
ちゅいしないといけないのは、無規格の鉄筋にも、
鉄筋に点の印がないので注意しないといけません。





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建築チームの加藤でした。

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