社長ダイアリー
お寺訪問2
2012/10/23(火)
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前回は屋根を含めての全面改修の見積だったのですが
今回は内部だけ改修工事の見積でした
おそらく基礎は独立基礎なので
新たに耐圧版をコンクリートで作りまた
既存の基礎立上りに新たな立上りを抱かすして補強する工事にし耐震強度を高めます
全面改修の見積からしたら約半額となりましたが
ご住職さんはどうしても諦めきれずに
「やはり瓦を取替てもっと反りのきつい屋根にしたい」と強く要望され
「その代り内部の改修工事で今ある木を出来るだけ使ったら少しでも安くなるのでは」と
提案されましたが返って高くなる事を一緒に行った大工さんが説明しましたら
「それでは材料を無垢の無地から多少節があってもいいから」と
最終的に檀家さんと相談すると言う事になりました
丁度お邪魔している時に本堂で羅漢さんの修理をされていたので見学させて頂きました
300年前の物で欠けたりしているのでそれを木曽の桧で補修し色合わせをしているとの事でした
非常に細かい仕事で道具も沢山ありました
実際にこの様な文化財を修理している所を見るのは初めてですが
合しては削りの繰り返しで根気のいる仕事なのだと解りました