社長ダイアリー

既存不適格建築物?

2014/07/04(金) 未分類
耐震診断を計画しているN総合病院で


建築確認書と検査済書を紛失した棟があります


それが既存不適格建築物になるのかまたその場合どの様にすればよいかを


今日、大阪市都市整備局防災・耐震化計画担当の方に話を伺いに行って来ました


たまたま、検査済証のない建築物に係る指定確認検査機関を活用した建築基準法適合状況


調査のためのガイドラインを7月1日に国交省から公表されました


それによると、建築基準法において建築主は工事完了後


建築主事又は指定確認検査機関による完了検査を受けて検査済証の交付を受けなければ


ならないが、この検査済証の交付を受けていない建築物が平成11年以前では半数を


締めていると言う事です


こうした建築物は、増改築や用途変更に伴う確認申請に当たり既存建物が基準法に


適合しているかを確かめる必要があります


また、耐震診断にも必要になります


それにより既存不適格建築物か違反建築物の判断されます


今回の病院は、検査済証を一旦は交付されているのですが図面が無いと言う事は


復元図面を作成し第三者機関による調査を受けなければならないと言う事です


その建物は、鉄筋造4階建てなので調べるとなると超音波等で鉄筋の本数を調べなければ


なりませんが、仮に上階は仕上を捲ってでも調べようと思えばできるのですが


地中は不可能に近いです


いろいろと意見を出しましたが結論がでませんでした


もう一度書類を探して貰う事になりましたが最終的には取り壊しになるかもしれません




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